突然ですが、
お手伝い妖精の「ブラウニー」ってご存知ですか?
茶色い顔をした、小人のような妖精です。
家を守り、人間のお手伝いをしてくれます。
ヨーロッパでは、各家にブラウニーが住んでいると信じられており、
大切にされています。
ちょっと日本の座敷童に似てますね。
「靴職人が眠っている間に、靴が出来上がっていた」というお話のモデルでもありますね。
徹夜のお仕事をされている人は、
何度かブラウニーに助けを求めたこともあるのではないでしょうか?
我が家もリフォームをしてから、深夜になると時々、
小さな足音が聞こえます。
小鳥の足音くらいの大きさで、何人かが冷蔵庫のあたりを走っていく音が聞こえます。
この奇妙な音の主を確かめるに、フローリングや食器棚の隙間などを覗いてみますが、
何も見えませんでした。
そんな足音を何日か聞いていると、あまり気にならなくなります。
「きっと妖精か、小人でもいるんだろう。新しいキッチンを喜んでくれてるのかな」と、家族と話していました。
そして何日か経ったころ、
食器を片づけるために、キッチンの中を行ったり来たりしていると、
視界のはしっこに何か茶色いものが見えました。
驚いて二度見すると、
砂糖や塩の入った調味料入れをイスにして座っているブラウニーがいました。
目が合うと、ブラウニーは人懐っこい顔でニッと笑います。
そして、すぅっと消えていきました。
その日から、あまり足音は聞こえなくなりましたが、
不思議な出来事が続いています。
お風呂で石鹸が小さくなっていたので、新しいものを取り出そうと、ドアを開けました。
髪がずいぶん濡れていたので、
「床が濡れないようにするのが難しいなぁ」と思いながら脱衣所へ出ようとしたときに、
ふと足元をみると、ドアのすぐそばに固形石鹸がちょこんと置かれていたのです。
「え?」と驚きながら、ありがたく使いました。
もちろん脱衣所も濡らさずに済みました。
石鹸は、家族は誰も置いていないそうです。
私もお風呂に入る時には、まだ石鹸はその場所に無かったように思うのです。
置いてあれば、目に入る場所ですしね。
不思議なことがあるものです。
そして、日本国内でも海外でも、
こういう話がわりとあるのが面白いですね。
ブラウニーが我が家を気に入ってくれたのかな、と思えた嬉しい出来事でした。
次回は、数年前に交通事故に遭った時に天使に助けられたことをお話ししようと思います。