生まれ変わる前に決めたこと

3月中旬、

確定申告も済ませ、やれやれといった感じです。

 

期限最終日まで、

レシートの山と格闘している方も多いのかもしれませんね。

 

お金以外にも、春は書類や郵便物を整理したりする機会が多く、

「することリスト」のメモがまだまだ手放せそうにありません。

 

私はどうも地上的な事務仕事は苦手です。

得意という方も少ないでしょうが……

お金を払ってでも、人に代行してもらうジャンルですからね。

 

 

 

 

20年以上、地上にいても慣れないことは多いですね。

24時間制の一日であったり、時の流れるスピードであったり……

 

まぁ以前に比べたら、ふわふわと浮世離れした感覚も少なくなり、

順応できるようになったかな、とは思います。

(スピリチュアルに免疫のない方からしたら、十分に浮いてる存在でしょうが)

 

ただ、最近は天界にいる友人からのメッセ-ジ性の高い夢を見ることが多いので、

天界の感覚が色濃くなることがあります。

 

時間の流れが一番顕著で、

天界で話す時は「たった50年くらい」と思っているのですが、

目覚めて、肉体の日常に戻ると「50年? 長っ!」とベッドの上で一人つっこみしてしまうことも、しばしばです。

 

天界の友人宅にお邪魔している時、

時計が夜中の2時を示しているのに、

ベランダから見える空は、オレンジとピンクが混ざったような黄昏色だったり、

驚かされることも多いですね。

 

夜中に夕焼けのような空を見たことがない私は、

「2時なのに空が!」と、少しパニックになりましたが、

「あぁ、こっちの世界はねぇ」と友人は呑気な声を出します。

「まぁ、ゆっくりしていったら? ごちそうするし」なんて言いながら、

最近の天界での暮らしぶりを語ってくれました。

 

天界にいる時は、とても楽なのです。

心の外側の皮が一枚要らないような気分になります。

 

この一皮むけた状態で考えることが、魂の声なのではないかと、

私は思うのです。

 

皮が付いている状態が『肉体の心』で、

迷い、悩み、選択する場所(エゴも共存する)のように感じます。

 

 

生まれてくる前は、

一皮むけた状態で、一生の土台とその上に築く未来を考えます。

そして、ある程度の青写真を持って、この世に生まれてきます。

 

ただ、生まれてみると、

そんなにうまくことが運ばなかったり、

予想していなかった選択肢が出てきたりします。

 

AかBの選択肢が目の前にあらわれた時、

迷って、迷って、頭を抱えていると、

知らぬ間にCの選択まであらわれたりします。

地上ではよくあることですね。

 

天界の人たちに「どれが良い?」と聞くと、

「全部良い」なんて、呑気な答えが返ってきそうですが、

生身の人間としては、そんなわけにはいきません。

 

とりあえずは、まずひとつを選ばないといけない時、

あなたはどの道を選びますか?

 

答えは魂が知っていますよ。

 

もし、生まれてくる前に決めたことから離れてしまっても、

それはそれで良いのだと思います。

 

魂だって、地上の話を見て聞いて、成長するのですから、

考えが変わることもあります。

 

天界で考えていた時には思い浮かばなかった、

グッドアイデアを授かることだってあるでしょう。

 

でも、どんなに成長しても変わらないことは、

あなたのそばに(中心の奥深く)魂がいることです。

 

 

 

天界人は自由人が多いです。

仕事に精を出し、恋愛やご近所付き合いを通して人とコミュニケーションを取る部分は地上と変わりません。

ただ、何にも囚われていないように感じます。

 

もちろん、地上で放り出してきた課題があれば、

それを克服するために努力します。

それでも『耐え忍ぶ』というような感じではないのです。

ミッションクリアに燃えているような印象も受けますね。

「疲れた~」は、よく言いますけどね(笑)

『疲れても諦めない』のも天界人の要素かもしれません。

 

天界に行くと、少し人間が強くなるのかもしれません。

「肉体を捨てたら逃げられる」と思っていると、ちょっとつらいかもしれませんね。

怖いことはないのですが、

『かいがいしく世話をしてくれるスパルタ家庭教師』のような神様(寿命をまっとうしなかった人担当)の指導のもと、未消化のハードルを越えていくのです。

 

このように、

寿命を終えて天界に行ってから、

『できること』も、『しなければいけないこと』も、本当にたくさんあります。

 

それでも、

「成し遂げてから天界に行こう!」と思うジャンルって、

誰でもひとつはあるんじゃないかと思います。

 

それはいったい何なのか、

心から一皮むけた『魂の状態で見つけること』が、

2013年は求められているのではないか、

と思うのです。

 

どうぞ魂とよく相談してくださいね。

 

ちなみに私の成し遂げたいこと、一生をかけてしたいことのひとつは、

『天界の匂いや風景、天界人の考えや会話、天界の子育て、天界のお金事情』を地上の人々に、

文章やお話で伝えることです。

 

そして、夢の旅で得た天界の知識をもとにして、

地上で豊かに暮らす方法を広めることです。

 

これは『天界からの注文』でもありますね。

ときどき天界へ旅立つ友人知人が、お葬式が終わって数日経ったころに

「あなたにしか、さよなら言えないから……」と伝言を頼みに来ます。

 

私が『視える人』だということを、知らない人も、信じなかった人も、

当たり前のように「さよなら」を言いに来ます。

 

このようなお話を伝えるという使命、

嫌いではありません。

むしろ好きかもしれません。

 

天界の不思議話が誰かのお役に立てるように、

架け橋になれたら良いな、と思います。

 

この架け橋の工事、

少しずつですが、形になり始めています。