亡き婚約者とのコミュニケーション①

 

 

先日のブログ『天満橋 大川の天の川』でも、

ちょろっと書きましたが、

実は、私のパートナーは2年半前に亡くなっています。

 

彼が亡くなっていることをご存知のお客様もいらっしゃいますが、

「婚約中のパートナー」とだけお話していたお客様は驚かれたかもしれません。

 

 

悲しくつらい経験で、今もなお悲しみの強さは薄れていません。

 

むしろ、つらさは年々強くなっているように感じる時もあります。

 

追いかけて行けたら、一番救われるかなぁと思いますが、

それは叶わないので、なんとかこの世に踏みとどまっています。

 

 

しかし、彼の死は悲しいだけの出来事ではありませんでした。

 

彼が亡くなって以来、不思議な体験が本当に増えました。

 

亡くなった日も心霊現象がすごかったのですが、

不思議なことは2年半経った今も続いています。

 

IT会社に勤めていた彼は、スピリチュアルな世界を否定はしませんが、

全面的に信じているような人ではありませんでした。

 

それでも時々、「この道は通らないでおこう」と言うような人ではありましたが……

 

本人に霊感があるような自覚はまったくありませんでした。

本来、勘は良いんですけどね。

 

そして、亡くなった今となっては私よりもスピリチュアルな存在です。

 

彼は亡くなってすぐから、強い力を示してくれました。

 

亡くなった日、私の自宅の電気ストーブをバチンと消したり、

 

彼の実家の消灯や戸締りをしっかりと確認してから斎場に向かったのですが、

 

彼のお姉さんご夫婦が夜中に一度、家に戻った時には、

 

彼の自室に向かう廊下の電気だけが点いていたそうです。

 

 

その後も、命日や月命日、私の誕生日……

何かある日はオルゴールが勝手に鳴り出します。

 

霊は電気系統を使ってメッセージを送ると言われていますが、

彼は本当に上手です。

 

数年前に亡くなった祖父は、

月命日ごとや祖母が倒れた日に、壊れているはずの時計の針を動かすことでメッセージを送っていました。

 

それでも十分驚きましたが、彼は祖父以上に物理的なコミュニケーションが上手なようです。

 

 

何より予想外の出来事だったのは、夢で何度も彼と会えることと、

授かるはずだった子どもたちに会えたことです。

 

普通にデートをするように会い、プレゼントをくれたり、天界を案内してくれたり、

私に「あれはやめなさい、これに気をつけて」というメッセージを話してくれたり、

他愛ない世間話をしたり……

 

 

 

彼が亡くなって以来、本当に不思議な数年間を過ごしています。

 

寂しくてつらい、も本音。

「生身の人間よりもあの世に詳しい人」が恋人で頼もしい、も本音です。

 

 

出来事に吉凶はなく、

良い悪いは人の心が判断すると私は考えています。

 

吉に転じるも、凶にとどまるも、自分の気持ちしだい。

 

今はまだ凶寄りですが、

彼とコミュニケーションを取り続けることで、

いつか完璧な吉に転じたいと思います。

 

 

幽霊と交流することはいけないこと、と日本人は思いがちです。

 

しかし、イギリスには『ジェントル・ゴースト』という言葉があります。

ある日本人が『優しい幽霊』➡『優霊』と訳しているそうです。

 

『優しい幽霊』 霊魂を身近に感じているイギリスらしい考え方ですね。

 

日本にもお盆など、死者を大切にする習慣もありますが、

まだまだ距離が遠いです。

 

しかし近い将来、

死者とのコミュニケーション、恋愛もアリな時代が来るのではないかと思います。

 

先日まで放送していたドラマ『幽かな彼女』のラストを見て、

地上と天界の壁が少し薄れたようで、嬉しかったです。

 

 

 

日本では、わりと短い期間に大きな震災が2度ありました。

 

大切な家族、恋人、友人、ペット、家、会社……

たくさんの人々が大切な人や物を亡くしました。

 

こんな時代に、

私自身が20代前半で婚約者を亡くし、

幸いにも、夢で会えたり、会話できたり、天界の様子を覗いたりできることは、

何か大きな意味があるのではないかと私は思っています。

 

 

人の「生と死を越えた絆」を伝えることができたら、

少しでも救われる人がいらっしゃることを信じて、

これから、彼との会話などを少しずつ記していきます。

 

お母さんのお腹に入る準備をして待っている、

天界の赤ちゃんたちについてもお話したいと思います。