スピリチュアリストの間では「直感」という言葉をよく使いますよね。
最近、この直感は科学の研究対象にもなってきたそうです。
ただ、
脳科学の現場では「直感」と「ひらめき」は別物だそうです。
「ふと、思いつく」という点は同じなのですが、
「ひらめき」のほうは、思いついたあとに、本人が理由を話せるそうです。
「今、思いついた名アイデアの仕組みは、これこれこうですよ」みたいな感じですね。
そして、
「直感」のほうは思いついた後でも、「なんとなくそんな気がする」という思いだけで、
説明できないそうです。
また、二つが別物として分けられる理由は、
機能する脳の部分が違うからだそうです。
直感は「大脳基底核」
ひらめきは、論理や理屈に基ずく判断をする場所(おそらく大脳皮質)
が担当です。
数学の問題など、
授業中は解けなかったけど、入試の土壇場では解けてしまった!
試験が終わった今となっては、どうやって解いたのか分からない……
なんて経験はありませんか?
これは日常会話では「ひらめき」かもしれませんが、
脳的には「直感」なのかもしれません。(※私の感覚です)
最近、スマホデビューしまして、
隙間時間に、囲碁ゲームをするのですが、
どうしても活路を見いだせない時もあれば、
驚くほど、よく見える時があります。
でも、なぜ分かったのか、道が見えたのか分からない
こちらも脳的には「直感」なのかな?
数学と似ていますよね(^^)
もっと分かりやすい話だと、
「今日は、急いで帰ったほうが良い気がする。なんとなくだけど」
そう思い、1本早い電車に乗ると、次の電車が踏切事故で立ち往生してしまった。
巻き込まれずにすんだな~とか。
「なんとなく、久しぶりに友達に電話してみよう」と、
何年もあってなかった旧友に連絡しようとした矢先に、
その友達から「たまには呑みに行こう!」とメールが来たり。
後日、なぜ連絡したのか?という話題になってみると、
こちらも「なんとなく」だったり。
そんな偶然や「なんとなく」って日常に溢れていると思います。
しかも、当たる時ほど説明ができない。
私自身、直感を活かした仕事をしていますので、
「なんとなく」を体験することは毎日です。
そして、その「なんとなく」には、やはり説明が付かないことが多い。
私の、「なんとなく」「すぐに分かるよ」で家族は慣れっこですが、
お客様にとっては、
「どうして?」「なぜ?」「それはどういう意味?」は重要です。
しかし、
説明しようとすると、最初に得たイメージが手からこぼれ落ちる感覚がするのです。
それでも、なんとかイメージを繋ぎ止めながら、
別の情報を降ろしたり、引き出したりしながら、お話します。
だから、
「安心しました」「ここに来るとホッとする」
「このタイミングで話を聞いてもらえて良かった」というお声を、
お帰りの際に頂くことで、私自身も本当に癒されています。
「視える・聞こえる・感じる」は、
きっと脳だけの話ではないと思うのですが、
(婚約者を亡くし、彼が夢に現れるようになり、
一緒に天界を探検するようになって、より一層その考えは強くなりました)
死者との関わりが科学で分かりやすくなれば、
救われる方も多いのではないかと思います。
日本はここ数年で、たくさんの人が悲しい別れをしていますからね。
スピリチュアルと科学が共存できる時代になれば良いな、
と願います。
そして、一人でも多くの人の悲しみが癒えますように。
参考文献
『単純な脳、複雑な「私」』
著者 池谷 裕二