先日、久しぶりに、
あぁ、飛んできたなぁ~という夢を見ました。
疲れすぎると見れないんですよね。
どんな天界さんぽかと言いますと……
この日はなぜか、私の母も、天の声のように夢に登場しました。
まず私は、ボイスレコーダーに録音されたような早口の母の声を頼りに、
ぐるぐると道を歩いていました。
でも、ずっと同じ場所ばかり通るのです。
だんだん歩調を上げ、早回しのように景色が動くのに、
やっぱり同じ所に帰ってきます。
目も回るし、息も切れるし、
どこに向かう予定だったのかすら、分からなくなりました。
そんな時、ふと耳もとに声がします。
「道、分かんの? 相変わらず、方向オンチ発揮してるね」
くすくすと笑いながら話しかけてきたのは、亡き婚約者でした。
彼の声がした途端、
周りの景色がサァッと変わり、道が開けました。
そこに現れたのは、大きな木でできた看板が立った街の入り口でした。
木の看板には、大きな文字で「裏いずも」と刻まれています。
島根県出雲市の裏?
ではなく、湖面に映る富士山「逆さ富士」が、一説ではあの世を表すように、
あの世(この世ではないどこか)にあるもう一つの「出雲」なのでしょうね。
そんなことを思っていると、
目覚ましが鳴り、夢から覚めました。
結局、町は探索できず仕舞いでしたが、
いつかまた、あの場所に立つ日が来るような気がします。
今回は「出雲の血」と亡き彼が導いてくれた、
ちょっと迷子になりかけた天界さんぽでした。
不思議な、でもちょっと楽しい気持ちのまま、
仕事に向かう準備を始めたのでした。