カウンセラーは魔法使いではない ~だけど、人間には幸せになる魔法が備わっている~


日々、たくさんのクライエントさんとお話します。

「どうしたら良いですか?」の他に、
よく言われるのが、
「何とかしてください」
「私にはできません」

こんな言葉をよく聞きます。

皆さん、人生の落とし穴に落ちているようなものであって、
たまたま通りかかった私に助けを求めた状況です。

実際に、もし誰かが穴に落ちていたら、
救急隊・消防に連絡したり、手を伸ばせそうなら、できる限りのことをするでしょう。

しかし、人生の道に迷い、心のバランスを崩している場合は、
ご本人の生命力、立ち直る力が一番重要になります。

ずっとそばで支えることができませんからね。
きっと、それは家族でも難しいでしょう。

だから、自分の中にある「助かる力」「治る力」「幸せになる力」
大きく育てていかなくてはいけません。

だから、カウンセラーは、
どんなに穴の中が辛い状況かという話を聞き、
ご本人が抜け出したいか、どうかを尋ねます。

そうして、「ほら、はしごがありますよ」「ロープが必要ですか?」
クライエントさんが選べる方法をお知らせします。

だけど、はしごに手をかけるのはご本人です。

他の誰でもありません。

そして、穴から出て、久しぶりに太陽の光を浴びるのも、
やはり、他の誰でもないクライエントさんご本人です。

代わりに誰かが、明るい場所に立つことはできません。

自分の意志で、力で、昇り切るのです。

疲れそうですか?

でも、その場所で十分疲れていませんか?

どうせ疲れるなら、場所を変えてみませんか?

空気が変われば、呼吸がしやすくなります。

家族・健康・恋愛・子育て・お金・就労・進学……
様々な落とし穴がありますね。

疲れたときは、「もう疲れた」と言って良いのですよ。

意識することで、解決方法が生まれます。

人間は幸せになるスイッチを持っています。

ただ、投げやりになると、そのスイッチの場所が分からなくなるのです。

いばら姫のごとく、硬いトゲに覆われ見えなかったり、
人魚姫のように、心の中の深い深い海に閉じ込めてしまったり……

「苦しい」
「でも、どうせ私は助からないんだ」
「一生、不幸なままだろう」

こんな思いがよぎってしまうことはありませんか?

人それぞれですが、カウンセラーの役割は、
「幸せになる魔法のスイッチ」を探すことだと、私は思っています。

以前、進学塾の「やる気スイッチ、どこにあるんだろう?」といったCMをご存じでしょうか?

魔法のスイッチは、学生さんも、幼稚園児も、ママもパパも、
OLさんも、サラリーマンも、ご年配の方も、
み~んな持っています。

苦しいときこそ、投げやりにならず、探してみてくださいね

お一人で探すのが難しいときは、
お気軽にご相談ください


                 スピリチュアルカウンセラー 彩(いろ)