出雲の祖母の勘



「夏越の祓の日に、祖母の健康鑑定に行ってきました」とチョロっとブログに書きましたが、
どうやら上手く風水が効いたようで、原因不明の咳が治まりだしたそうです

しかし、鑑定中に思ったのですが、
やはり祖母も不思議な人です。

母に言わせれば、「勘の良い人」

風水で気になる箇所を指摘する前に、
「これどう思う? 大丈夫かな?」と聞いてきます。

心配性なお客様で、あれもこれもと質問される方は多いのですが、
祖母の場合、かなりピンポイントで的確なのです

そんな時、「あぁ、出雲の人だなぁ」と感じます。

出雲では、(家にもよると思いますが)何か困ったことがあると、
頼む拝み屋さんのような人がいます。
沖縄では、ユタさんのような存在ですね。

健康はもちろんのこと、お金に関することや、
訴訟などのトラブル、ちょっと不思議な霊的なトラブルなども頼むようです。

「キツネやタヌキに化かされる」なんてことも、
冗談ではなく使います。

カラスが来ると死人が出るとか……
まぁ、時代にもよりますが。

出雲の昔話もしながら、ふと祖母が私に、
「本当に立派になったねぇ。すっかりプロになって。言うことが違うわぁ」と言ってくれました。

今は大阪在住の祖母ですが、
出雲の頃から(大阪に出てからも)様々な能力者を見てきた人なので、
その賛辞が純粋に嬉しかったです。
(身内だからといって、褒める人ではないので)

その言葉を聞いて、
今は天国にいる祖父が、当時認知症だったのですが、
私の仕事ぶりを見る機会に、急に正気になり、
「もう本当にプロやなぁ。いつの間に、こんなことができるようになったんや」と、
言ってくれたことを思い出しました。
祖父も出雲の人です。
不思議なことには免疫があるのですね。

祖父の言葉は、今でも私の仕事の大きな土台になっていますが、
今回、祖母の力になれたこと、
そして、祖母にも認めてもらえたことで、
またひとつ階段を登れそうな気がします。

不思議な世界だけでなく、心理学や脳科学も学んでいて良かったなぁと実感しました。

遠回りしているように感じる時もありますが、
今、自分が歩いている道が、必ず誰かの役に立てるのだと見せてもらえたようでした