考古学とお産 ~豊かさの象徴~



昔から、謂れのあるものが好きのなですが、

風水を生業にするようになってからは、考古学も勉強し始めました。


墓には、やはり秘密が多いですし、

権力者の周辺から出てくるものではなくても、

当時の知恵が詰まっているのだと思います。


縄文時代には、呪具や祭祀に使われる土器などが多いです。

※「呪い」は、「のろい」だけではなく、「まじない」とも読み、

 こちらの意味が強いのでは、と思います。


農耕祭祀が多いようなので、

「アメフラシ」なんかも「まじない」の一種でしょう。


巫女や神官を象った土器などもあります。


そして、重要な「豊穣」

穀物が実らなければ、この時代、生きていけません。


つまり、豊かさにつながります。


妊娠・出産と植物の結実は、

同じ表現を使われることが多いですよね。


そんな意味もあるのか、

豊穣のまじないの土器には「妊婦」を象ったものが多く出土します。


そして、子どもも豊かさの象徴です。

つまり「子孫繁栄」ですね。


両方を願って、作られたのかもしれません。


昔は現代より、

受胎機能は高かったかもしれませんが、

医療が発達していないため、無事に出産まで到達することが大変だったようです。


栄養失調などから流産・死産はあったでしょうし、

母体が亡くなることも少なくなかったでしょう。


一昔前まで、「妊娠は命がけ」と言われていました。

今でも、体力差はありますが、経験者からは早いほうが良いとは言われますよね。

特に、昭和初め生まれの方からは、口酸っぱく言われることも多いのでは?


「子どもを持たない」ことを選ぶ女性も増えた時代ですが、

若いうちに欲しくても、まだ機会が来ない人も多いのですよね。


そうすると、体力的にも焦りますし、

周りはうるさいしで、余計にストレスで体が固まって、授かりにくくなります。



そこで、

時代は違うし、悩みの質はちょっと違うけれど、

この「豊穣」の土偶を、現代風に利用できないものかと考えています。


いくら効果があっても、

友達の家に遊びに行って土偶があったら「おおぅ」となりますしね(^-^;


何か現代的な可愛い? スタイリッシュ? なもので応用できればな~と

思っています。

すでに案はいくつかありますが。

さらに研究していきます!


中国の風水も、現代的に応用されたものが多くありますから、

できるのではないかと♪


これから「赤ちゃんセラピー」受けられる方に、

アドバイスのひとつとして加えていこうと思います!