新年、最初に視ちゃった場所はATMでした。

 

1月6日、対面での仕事初めでした。

 

出勤前、電車に乗る前に少し時間があったので、

ATMに寄りました。

 

年明けなので混んでるかな~と思いましたが、

誰もいません。

 

ラッキー! と2つしかないATMの右側で操作していると、

後ろの自動ドアが開き、60代くらいのとても小柄な女性が左側のATMに入っていくのが、

視界の隅に映りました。

 

隣からATMの操作音はしませんが、ビニール袋のような、紙袋を開くような音がしています。

 

私もだいたい作業を終える頃、

ふと、

(あれ、今のおばあさん、いるよね? だって出ていってないもんね。

 もし、振り返った時にいなかったら、どうしよう?)

という、なぜかゾクッとした気分になりました。

 

いよいよすべての作業が終わり、鞄を閉めて、自動ドアへ向かいつつ、

失礼にならない程度に左側を見ると、

そこは無人でした。

 

なんとなく人の気配の残り香? みたいなものはするのだけど、

姿は視えません。

 

思わず、口を開けたまま立ち尽くしました。

 

ちょっと久しぶりにリアルだったもので。

おかげで電車1本、乗り遅れました。

 

帰宅後、母に、

預金かな?

引き出しかな?

まさかの振込み⁉

と、興奮気味に話しました。

 

そして、

夜中に一人で、ぼーっとしていると、

「あー、そうか。遅くなったけど、お孫さんにお年玉をあげるために用意してたんだ」

という思いが浮かびました。

 

60代の小柄なおばあちゃん、

亡くなってもまだ、大事なお孫さんを想ってATMを使っているのだと思うと、

温かい気持ちになります。

 

真相はご本人に聞いてみないと分かりませんが、

そうだと良いな、と思いました。

 

皆さん、

あの世でもお金は使えそうですよ(笑)