春の気配

 

今朝、7時台に洗濯を干しているときに、

何羽かの鳥が、電線の離れたところから

きれいな鳴き声を一定のリズムで掛け合っている様子を見ました。

 

朝の挨拶なのか、春に向けたパートナー探しなのか。

 

天気図を見ていても、西高東低でまだまだ寒いですが、

ときどき、春の気配がします。

 

先日、スーパーで夕飯の買い物をしているときに、

タラの芽の天ぷらを見ていると、上品な年配の女性が近付いてきて、

「あら、もうタラの芽が出ているのね」と独り言のような、私に話しかけているような、

どちらにも取れる感じでおっしゃいました。

 

「旬ですね」と笑いかけると、女性は一瞬目を丸くした後に、

ふわりと微笑んで「本当に。私もひとつ、いただこうかしら」とパックを取りました。

 

※天然のタラの芽の収穫は3月~6月上旬。

 ハウス栽培は12月~3月頃。

 料亭、スーパー向け。

 

その後、お互いに軽い笑顔で会釈をして別れました。

 

お名前も知りませんし、お会いしたこともありませんが、

たったそれだけの会話がなぜか温かく、穏やかな気持ちになりました。

 

季節感を話せる相手がいることは、幸せなことですね。

 

本当なら、彼と縁側に座ってお茶でも飲みながら、雪見や桜を愛でたいところですが、

あいにく、夢に出てくるか、ラップ音、調子が良くて気配しかないですからねぇ(^-^;

 

最近では、私の年齢的にも「新しいパートナーを見つけられては?」という声が掛かります。

 

私の春は……どうなんでしょう。

まだ、何とも言えません。

 

彼が亡くなってから5年以上経ちました。

生涯独身だろうと思っていましたが、

この仕事をしているだけに運命は分からないものだと思います。

 

結婚について、カードに尋ねると何度占っても「する」と出るのです。

 

しかし、恋愛について占うと、本当に面白いほど同じカードが出るのです。

「情熱不足」だと。

 

まぁ、確かにね(^-^;

 

占い師(カウンセラー)の友人や、精神科医などの心理職の知人が、

押せ押せで新しい恋を応援してくれるので、何となくその気になることもありますが、

亡くなった彼以外で「会いたくて仕方がない」という人(男性)には、まだ出会えていません。

 

しかし、私も占い師の端くれです。

自分の出した結果が「結婚する」のだから、信じてみようと思います。

鳥さんたちも頑張って、ハーモニーを奏でてアピールしてますしね。

 

でも、気になるのが、

その「結婚する」って、

この世の婚姻届が通用しない、「スピリチュアル的な意味での結婚」じゃないよね?

という思いだけは常に脳裏にあります(苦笑)

 

こればっかりは、「神のみぞ知る」ところと、

私の気分と行動次第ですね。

 

未来はいくらでも変わりますから。